以前ご紹介した舌の形や色、舌の苔(こけ)の状態でその時のからだのコンディションを表している「舌診」の続きです。
淡い白っぽい赤色・・・血液の栄養吸収が不足している。または血液の流れの勢いが弱くなっている状態(血虚)/からだの熱をつくる力が弱くなってからだが冷えている状態(陽虚)
溝が入っている・・・内臓機能が低下している。肌が乾燥しやすい状態
裏側の静脈が紫色で浮き出ている・・・からだの一部に古くなった血液が溜まっている。血液の流れが悪い状態
苔が白い・・・薄く苔の下の舌の色がわかれば健康体。白い苔が厚くなってきていたら熱をつくる力が弱く冷えている状態
苔が黄色・・・白い苔が黄色くなってくるのは風邪で生じた熱がからだの中にこもっている状態/薄い黄色から厚い黄色に変わってきたら胃腸の状態が悪くなっている状態。食べ物が胃腸に滞っているため常に消化機能が働いているため熱が発生し、胃腸に熱がこもると苔も厚くなってくる。前回、今回とご自身で見てもわかりやすいものをご紹介しました。舌を見て今日のからだはどういう状態なのかな〜とチェックして健康管理に役立ててもらえるといいなと思います。またいつか東洋医学的な見方について書いてみたいと思いますのでそちらもチェックしてみてください。