moxafrica(モクサアフリカ)をご存知でしょうか?

moxafricaとは、2008年に2人のイギリス人鍼灸師(Merlin Young and Jenny Craig) によって設立されたイギリスのチャリティ団体です。現在はイギリス本部には理事が7名います。moxafricaは、「日本の直接灸が結核治療の補助的な役割をつとめえるのか」という研究、および「お灸の普及活動」、「お灸の普及活動をする団体・個人への支援」に重点を置いて活動を行っている団体です。

 

アフリカ・アジアでは、結核の新たな感染者数、そして結核による死者数の増加に歯止めがかかりません。また、HIV/エイズとの重複感染や薬剤耐性結核といった脅威が問題をさらに複雑化し、1993年のWHOによる結核非常事態宣言が発表された後も、この四半世紀で5,000万人以上の命を結核が奪い去りました。そんな世界の現状に立ち向かうべく2008年、イギリスのチャリティ団体としてmoxafricaは発足しました。原 志免太郎(はら しめたろう、九州帝国大学医学部でお灸の研究に取り組んだお灸博士)の偉業に畏敬の念を抱くと同時に彼の意志を引き継ぎ、「結核治療におけるお灸の有効性」の追求を行っています。

2016年に長年のRCT/臨床研究の結果、結核とHIV患者のお灸の効能として免疫力(CD4)の向上を証明することに成功しました。(論文はmoxafricaの公式ホームページに掲載されております。)

結核の場合はお灸だけで治療は困難ですが、お灸が免疫力の向上への寄与していることをmoxafricaが証明してくれております。

感染症に悩まされている今の社会で我々が自分自身でできる小さな一歩を踏み出しみてはいかがでしょうか。お灸を見たこともない、触ったこともない人へのサポートもよもぎ鍼灸院・健康相談室では行っております。寒い冬が来る前に、是非一度足を東川に足を運んでみてはいかがでしょうか。