新年あけましておめでとうございます。
2023年が開始され早1週間が経ちました。
皆さんは今年どんな年にしたいですか。
当店は3年目に突入しましたが、まだまだ小規模な鍼灸院。
まだまだ成長過程ですので、今年も皆さんと一緒に学びながら成長したいな、と思っています。

昨年末、(株)R-bodyさまのコンディショニング講座を受講させていただきました。
(株)R-bodyさまの講座はとても勉強になり、いつも感謝しております。
この受講により新しい気づきが、当店が行っている”子供の発達支援への東洋医学的アプローチ”に役立つと思い記事にしてみました。

当店には不妊治療の末やっとのこと妊娠し、出産され母となり父となる方がいます。
せっかく頑張って産んだ子供の成長や発育を是非楽しんでいただきたい、とスタッフ一同思う次第です。
そんな親になった方たちに向けて、
子供の成長や発達を妨げないために親にできることってなんだろうか?
という疑問の答えになるヒントが隠れていますので、是非最後までお読みいただけたら幸いです。

1)鍼灸院ができる子供の成長や発達の支援のアプローチ

皆さん、お医者さんに『お子さん、発達が遅れていますね』『子供の成長が少し遅くないでしょうか?』と言われた事はありませんか。
この成長や発達が少し遅れている子供へのサポートとして東洋医学を検討したことはありますでしょうか。
実は子供の成長や発達へサポートに鍼灸や漢方などの東洋医学的なアプローチはとっても有効です。
発達が遅くなると、癇癪がいつまでも続いていたり、子供は落ち着きがなかったり、集中力に欠いたりします。
ですが、それらの症状が漢方や鍼灸の治療で軽減するので、スムーズに子供の成長や発達を促してくれます。
鍼灸や漢方を使うことによって脳波が安定してくることが科学的な要因です。

ただ、当店では鍼灸や漢方での技術的なアプローチだけではなく、普段の食事と運動をとても重要視しています。
それについて簡単にまとめてみました。

①食事:基本的にグルテン(=小麦)とカゼイン(=牛乳)を摂取しないよう指導しています。

成長や発達に遅れをきたしている子供を1000例以上治療されてきた内藤 真礼生(ないとう まれお)先生の書籍に、波動測定機器メタトロンを使った時に腸粘膜へ強い負荷がかかっていることが記されてました。その情報を基に当店でも数少ない症例ですが、同じように波動測定機器ニュースキャンで測定したところ腸粘膜への強い負荷が確認されました。ですので、腸粘膜を傷つけるグルテン(=小麦)とカゼイン(=牛乳)を避けて、1日3食に必ずお米と味噌汁の摂取を指導しています。

②運動:原始反射の消失の目的で簡単な体操をお伝えします。

(原始反射の詳細→https://ja.wikipedia.org/wiki/原始反射

発達に遅れのある子供は原始反射が残っています。専門用語で少し難しいですが、原始反射とは赤ちゃんの時にしかない反射で、通常は成長と共に消失していく反射のことです。これは、成長や発達に遅れのある子供達への治療を10年以上あたっているスクエアクリニックの本間 良子(ほんま りょうこ)先生の書籍に書かれていた内容を基に当店で独自に調査してきましたが、やはり原始反射が残っていました。この残ってしましった原始反射を改善するには運動をして、適度に体に負荷を与えるしかないことをご存知でしょうか。
こんな時こそ当店では、(株)R-bodyさまで教わったコンデショニング体操を生かしてご指導させていただいてます。

(↓原始反射の一つ:手掌把握反射)

2)子供の発育に欠かせない体操のワンポイント

原始反射の消失している事は、子供がきちんと成長していますよ、という一つの指標になります。
この原始反射を順調に消失させていくには、体全体に適切な圧迫刺激を与える必要があります。
よく子供を裸足で保育させている保育園がありますが、これは足裏から全身へきちんと刺激を与える事で子供の成長を促進させています。そのため、この裸足保育は子供の発達にとても大きな意味を持ちます。
逆に子供の発達を遅らせてしまう一番の要因は家の中でTVやゲームなどを一日中やって体への適度な負荷を与える機会が少なくなっている点にあります。そんな時に活用ししたいのが、(株)R-bodyさまで教えていただいているコンディショニング体操です。

昨年より(株)R-bodyさまに当店の駐車場で20分程度の簡単なコンディショニング体操を教えていただき治療にも活用させていただいています。トップアスリートのサポートにも関わっている(株)R-bodyさまの指導はとても的確でわかりやすいので、機会があれば多くの方に参加して頂きたいと思っております。

2022年末に受講した(株)R-bodyさまのセミナーで以下のようなワンポイントを頂戴しましたのでご紹介いたします。

『前後(矢状面)、左右(前額面)、回旋(水平面)のうち前後(矢状面)の意識した体操はよくあるが、左右(前額面)、回旋(水平面)を意識した体操があまりないので、これを意識して組み合わせると体操の質が変わります』

専門用語が多いので分かりにくいかとは思いますが、僕らの準備体操を想像してみてください。
前屈、屈伸、アキレス腱を伸ばす・・・・などなど、どれも前後の動きばかりの体操がメインで、左右や回転の動きが少ない事にお気づきでしょうか。
実はこの前後の動きに、ひねるような回転の動きや左右へ動く左右の動きを追加すると体操の質が変わってきますよ、というワンポイントアドバイスでした。

特に、子育て中の方は時間に追われてしまっているので、体操の種類をたくさん覚えても、全部やる時間がないことが多く、諦めてしまうケースが多いと思います。しかし、何か一個だけ体操を覚えていただき、その動きに”ひねる動き”や”左右の動き”をつけ加えるだけでも質の高い体操へ変化するんだな、と思うたくさん覚える必要はなくなりますね。すると、気持ちも楽になり継続するモチベーションの維持に繋がるのではないでしょうか。
子供の発育の向上はもちろんのこと、まずは家族でコンディショニング体操を楽しんでみてはいかがでしょうか。

最後に・・・・

よもぎ鍼灸院は、子供の発達支援についてはさほど症例は多くありません。
しかし、不妊治療を経験し出産されていく人が徐々に増え、子供への東洋医学へのアプローチする機会も頂戴するようになりました。多くの方へこういった機会を少しでも増やせていけるよう当店スタッフも日々精進に励んでおります。
『生まれる前も、生まれてからも愛される鍼灸院』(詳細記事→妊産婦・妊娠サポートコース)を目指して2023年も一歩ずつ成長して参ります。
今年もよもぎ鍼灸院をどうぞよろしくお願いいたします。