よもぎ鍼灸院は、東洋医学である鍼灸治療と漢方治療を提供している治療院です。
しかし、多くの人はこれらの東洋医学の治療と聞いてもピンとこない方も多いかと思います。
よもぎ鍼灸院で受ける治療は、病院で受ける治療と一体何が違うのか?と考えてしまう方も多いかもしれません。
そこで、東洋医学の話の具体的な話を聞いても難しいな、と感じてしまう方も多いですので、病院で受けられる保険診療とよもぎ鍼灸院で受けられる東洋医学の治療の違いをスマートフォンを例にご説明したいと思います。
目次
1)スマホの本体の部品を治す病院の保険診療
2)スマホのアプリの治すよもぎ鍼灸院の東洋医学
3)病気を患う時のスマホと人間の大きな違い
1)スマホの本体の部品を治す病院の保険診療
皆さん、スマートフォンはお持ちでしょうか。
そのスマホが壊れてしまった時はどのようにして皆さんは対処しますでしょうか。
もちろん、どの部分が壊れたかによってその対処方法は異なる、と思います。
例えば、電池が壊れた、タッチパネルの破損、SIMカードの破損などがあります。
これらはスマホ本体の部品が壊れてしまったケースなので、それらの部品の修理・交換して対応するかと思います。
実は、これが公的病院で受けている保険診療そのものです。
例えば、お腹の痛みがあるときは、胃?腸?子宮?膀胱?それぞれの部品のように捉えてどの科へ受診したらいいか、を考えて受診し、薬や手術などの治療をします。つまり、身体をそれぞれのパーツに分けて、パーツごとに治療を施し、パーツの修復を促していくことが健康保険の治療になります。
したがって、病院で受ける保険診療は、スマホの本体の部品を直す修理屋さんのイメージです。
2)スマホのアプリの治すよもぎ鍼灸院の東洋医学
スマホの本体を持っていても使えないことはご存知でしょうか。
スマホに入っているアプリを起動させないと、スマホは使うことができません。
さて、もしこのアプリが壊れた時、皆さんならどのように対処しますでしょうか。
例えば、スマホのアプリを開くと、3秒以内にアプリが閉じてしまう不具合が起こるとします。さて、どう対応しますか。
対処の一例としては、
アプリのカスタマーサポートにご連絡します→電話やメールを対応してくれた担当者がアプリ開発のエンジニアさんへご連絡します→そのエンジニアさんはアプリのプログラムをいじって”アプリが閉じてしまう原因”を突き止めます→そのエンジニアさんがアプリのプログラムを編集して、正しく起動できるように調整します→アプリが正常に回復し、通常通り使用できるようになります
このエンジニアの働きを身体を通して行なっているのが、よもぎ鍼灸院の東洋治療です。
例えば、お腹の痛みがあるときは、胃、腸、子宮、膀胱など全てのパーツを検査で診てもらってもパーツには原因がないことってありませんか?つまりスマホ本体の部品には何一つ原因がないのに、何故かお腹が痛みます。実は、体はお腹の部品そのものに異常がなくても、お腹に機能的に動かすアプリに問題があれば痛みを誘発します。
東洋医学では、体全体を見ながらこのアプリ機能を回復させるツボや生薬を選択します。
・漢方を構成する生薬は、足りない栄養素を補っているサプリメントの役割ではなく、失われた内臓機能を取り戻すための潤滑剤や加速剤としての役割に担っています。
・鍼やお灸の治療は、筋肉をほぐすマッサージの目的ではなくて、身体の動きに制限をかけているポイント=ツボを刺激することで、身体の筋肉の機能を取り戻すための潤滑剤や加速剤としての役割があります。
つまり、部品の修復や交換の目的ではなく、機能の修復が東洋医学の目的です。
スマホで例えるのであれば、本体の部品の修理ではなく、実際に日常に必要なアプリの修復に近い内容になってきます。
よもぎ鍼灸院の治療は、スマホのアプリを修復するエンジニアさんのイメージになります。
3)病気を患う時のスマホと人間の大きな違い
スマートフォンはあくまでも機械ですので、病気を患う時人間とは全く違う部分があります。
結論から言いますと、”壊れていく順番”に大きな違いがあります。
・人間は、滅多にない怪我が事故などの外傷要因を除く慢性疾患は、すべてスマホのアプリから壊れて行きます。
・スマホは、滅多にないコンピューターウィルスを除くと、すべてスマホの本体から壊れて行きます。
理由はたくさんありますが、全身へ供給するエネルギーが作られる部分にある、と僕は考えています。
スマホは電池、人間は内臓で分解された食べ物からエネルギーを動力にしてて全身動かします。
スマホのエネルギー源は外部電力です。
この外部電力を電池に溜め込んでスマホ全体へ供給しています。
充電時に溜め込む電力の電圧と過度なスマホの使用で電池の消耗も招きます。
さらに、電池が消耗すると、電力の供給を受ける各部品もまた消耗していきます。
すると、スマホ本体の部品に強く負荷を与えますので、そこから壊れていくことが多くなります。
人間のエネルギー源は食べ物です。
食べ物を内臓で消化と吸収を行い、最小単位までバラバラになった食べ物を各細胞へ送って、その細胞でエネルギーへ変換して全身を動かす動力にします。
逆に考えると、食べ物を内臓で消化と吸収がしっかり行えていると、全身へ骨や筋肉、心臓、脳などの身体の主要な部品には不具合は生じません。
つまり、内臓で消化と吸収を行う機能の異常=内臓でプログラムのエラーが慢性的な病気の発症させます。
そのプログラムのエラーの引き金が、小麦、砂糖、乳製品、食品添加物などが該当します。
さて、『よもぎ鍼灸院の治療と病院の治療の違い』をスマホで例えるなら、
・よもぎ鍼灸院で行う治療:スマホのアプリを直すエンジニアのような仕事で病気の根本から治療します。
・病院で行う治療:部品の修理・交換してくれるスマホの修理屋さんのようなお仕事です。
です。
どちらも大切なお仕事だと思いますので、優劣はありません。
ですが、慢性疾患は、
スマホのアプリの異常→スマホ本体の部品の破壊
という順番を辿っていくケースが大多数です。
もし何度も何度も病院へ行って薬を飲んでも改善しない症状がるならば、根本的な問題はアプリにあるかもしれません・・・・。