2022年も本日で最後の営業日を迎えました。
本年も大変お世話になりました。
2年前、東川のこの土地で開業したときは電線も通っておらずネットでの告知もできない状況でした。
それが今では、周りに数件の家が立ち並ぶようになり少しずつ宅地の雰囲気が出てきて、当店も少し地域の鍼灸院らしく前進した一年でした。
さて、本年最後のコラムとして、『Dr.コトー診療所2022』という映画を見てきたので、それについて感じたことを記事してみました。

日本の医療の本当の最先端とは?

皆さん、Dr.コトー診療所を見たことはありますでしょうか。
沖縄県の与那国島にある小さな診療所の離島医療のお話です。
映画の中でとても印象深かった泉谷しげるさんの一言がありました。

『ここは日本の医療の最先端を行っている。少子高齢化が日本で最も進んでいるこの場所は、未来の日本だ』

この言葉は本当にその通りだと思いました。
撮影された与那国島だけではありません。
よもぎ鍼灸院がある北海道にも陸の孤島のような場所がたくさんありますし、僕が大学時代に過ごした東北にもたくさんの限界集落があります。北陸や甲信越などにも医療過疎と呼ばれる地域はたくさんあるので、映画で映し出されている与那国島は今の日本そのものをだと感じざる終えませんでした。

医療の地産地消が必要だと感じた新卒時代

 

Dr.コトーのTVドラマを大学生の頃の見て、コトー先生のように田舎ので医療に携わってみたい、と思っていました。
大学卒業後、なぜか引き寄せられるかのように北海道の富良野市の薬局で働かせていただくチャンスをいただきました。
富良野市は陸の孤島と呼べるほどの田舎町ではないですが、都市部からは適度に離れた場所にあるので地域医療を経験をさせていただくにはとても良い環境でした。
その当時起こったのが、新型インフルエンザと呼ばれるパンデミックでした。今の新型コロナのパンデミックほどのメディアでは騒いではいなかったですが、当時富良野市の医療機関、特に小児科がパンク状態になっていました。

その時感じたのが、そもそもこの医療システムに限界があるのだ、ということでした。
医薬品や医療機器の仕入れ先を諸外国にして、医療人材を都市部から引っ張ってきて、東京で作り上げた医療保険の中で治療を終えようとするシステムに問題があるから、パンデミックのような有事には対応できないのだろう、と感じました。

人・物・金の動きが全て東京が作り上げた仕組みに依存しているから地方の医療が成り立たないのではないだろうか。
そのために必要なことは地方で生み出した植物などを薬草に利用したり、治療技術の高い治療家が地域に根付き手を取り合って、地方だけで全ての医療が完結し、人・金・物の動きを地方だけで完結すること。言わば、医療の地産地消ができれば、地方の医療が成り立っていくと思いました。
そんな思いを持って、もう一度身体の仕組みをイチから学び直そうと思い、鍼灸学校へ通うことにしました。

バイオレゾナンスとの出会い

札幌で鍼灸の治療技術を学んでいた頃、当店で扱っているニュースキャンを含めたバイオレゾナンスの機器に巡り会いました。
海外では診断及び治療機器として活躍しているバイオレゾナンスは、とても手軽で小さな治療院やクリニックでも愛用さいる医師や歯科医師、治療家など沢山いらっしゃることを知りました。
日本の場合、バイオレゾナンスの機器は病気の診断の基準がないので診断することはできませんが、病気の大元の原因を見つけ出すことができるので、病気の治療をしなくても、体のメンテナンスをすれば結果的に治療に繋がります。ですので、これを使いこなせるようになれば富良野時代に感じた”医療の地産地消”が解決できる、と実感しました。
バイオレゾナンスがあれば、必要な処置が明確になり、無駄な治療は省けます。最小限の鍼灸施術や漢方治療、周波数によるバイオレゾナンス治療で、生活習慣と運動をしっかり行うことで治療が完結していくことができます。

 

お金のかけない医療を目指して

 

自費診療を行なっていると、どうしても保険診療に比べて高く見えてしまいます。
しかし、少子高齢化の現在は保険診療の大部分が借金をして未来の子供達へのツケで医療を受けていることをご存知でしょうか。
確かに困った時はお互い様の精神はとても大切ですが、そもそも医療費の無駄が多すぎることを今は実感しています。
海外製の薬を使う必要はありますか?日本国内には素晴らしい漢方薬が山のように眠っています。古来日本に伝わる漢方や鍼灸の技術を使えば、医療材料費はほとんどかかりません。
血液検査をわざわざ検査会社に送る必要ありますか?当店のニュースキャンには搭載されてませんが、バイオレゾナンスの中には血液データを読み取ることができる機器もあります。それは一台買えば、時間もお金もかかりません。
MRIやCTで検査は必要ですか?高い医療機器の購入費や維持費、それを操作する高い人件費はバイオレゾナンスを扱えるようになるだけで無駄が全て省けます。

 

さらに、9割が生活習慣で起こっている病気が大半なので生活習慣を直して、しっかり運動したらいかがでしょうか。
実際に2022年1月に、とある大病院で受けた治療とその指導が原因で栄養失調になりフラフラな状態で来店した癌患者さんも、お高い抗がん剤を使わずに当店の治療のみ治療を行うことで、今は元気で運動し、毎日を謳歌して笑顔をたくさん頂戴しております。

よもぎ鍼灸院では、そんなお金のかからない治療を目指して、2022年も走り続けてきました。
2023年、時代に波に揉まれながら走り続けていきます。

2023年もよもぎ鍼灸院をどうぞよろしくお願いいたします。