二十四節気で3/5~3/19は啓蟄(けいちつ)です。

本州では梅の花がピークを過ぎ、桜はもう少し先という時期。春を告げるように様々な花が咲きはじめる時期だそうです。北海道に住んでいるとイマイチ実感が湧きませんが春が来るんだなぁと嬉しくなってきます。

花が咲きはじめるといったら気になるのは花粉。北海道でも花粉による目の痒みなど目の症状を訴える方が増えてきます。

東洋医学で春の臓器は「肝」で「肝は目を養う」といいます。「肝」にはからだ全体をめぐる血液をからだの器官や組織などに運び分ける働きをしていて、特に目は「肝」の働きがよくあらわれる器官なので、目に何か異変があれば「肝」の機能が低下しているということになります。

他に「肝」は筋肉を動かしコントロールすることや感情をコントロールする働きがあります。そのため、運動不足であったり、ストレスが溜まったりすると「肝」の機能が低下して目の疲れが起こりやすくなります。

「肝」の働きをととのえるには「太衝」というツボを使います。

ツボの見つけ方は足の甲の親指と人差し指の間を足首に向かってなぞっていくと骨にあたる手前の凹みの場所です。押すと痛い方が多いのではないでしょうか。

これから春に向けて「肝」の働きを整えてストレスを感じにくいからだをつくりましょう。

(松島沙織)