生薬の人参類は高麗(朝鮮)人参以外にもたくさんあります。
当店、当店独自の『漢方十色』シリーズにも高麗人参、砂漠人参、田七人参の3種類があります。

 高麗人参はウコギ科の人参の根をそのまま干したものです。その中でも、紅参と白参があります。
 紅参は人参を蒸した後に干したもので赤みを帯び、補益作用(体を元気にする作用)に優れ、保存がききます。
 白参は皮をむいて干したもので、白っぽく作用は穏やかです。

 中国では、急を要しない場合には安価な太子参や党参を使用しますが、現在日本で流通している太子参はナデシコ科のもので、なんと人参より高価です。
 党参はキキョウ科の植物ですが、バランスの良い補益作用があり、血圧を下げるので長期的に使いやすい生薬で日本の医療用のエキス漢方にも使われています。

 近年注目されている田七人参は、血液をサラサラにしながら、止血するという珍しい作用があります。傷や痛みを早く治したり、がんの予防に利用したり、肝の働きを助けたりして、安全で特殊な人参として広く利用されています。

 そして、砂漠人参はあまり聞かないかもしれませんが、抗酸化力と血糖値抑制が特徴的です。砂漠人参の特有成分カンカノシドには、血管拡張作用があり、高血圧症へ有効とされるとともに、血圧を上昇させることなく、精力減退への滋養強壮効果があるとされています。中国では、医薬品としてアルツハイマーの治療に用いられています。日本では健康食品の分類になります。